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保険とギャンブルと詐欺

保険はギャンブル、運営者が勝つか加入者が勝つかなのです。

現在保険の対象には様々な商品があります。
自動車保険・ガン保険・地震保険に火災保険。

生命保険は基本的にその人間が何時死ぬかを賭ける訳です。

なので運営者は考えます。身障者、奴等はすぐ死ぬから、
そんなのなんかを入れると儲からないと、(実際保険へ入れません)

賭け事と云うとあまり良いイメージではない方も多いかと思いますが、
「一人の災難を大勢が分かち、わずかの金を捨てて大難を逃れる制度」 と云う福沢諭吉 の言葉を借りればイメージは変わると思います。

でも、いくら見掛けのイメージが変わろうが保険はギャンブルの一面を持っています。
否、そこに根ざしています。
そして当然ギャンブルには勝たねばなりません。

基本的に運営者と加入者で勝負は五分の勝負をしている様に装いますが、Thumb
本当に五分なんでしょうか?
そして、勝ち方に問題があるとしたらどうでしょう?

損害保険大手の三井住友海上火災保険は昨年11月、金融庁の報告命令 に対して約2万7000件、約19億円の不払いがあったと報告していました。

しかし金融庁が今年4月まで約5カ月間の検査を実施した結果、昨年秋の報告にはなかった保険金の不払い事例が約3500件も見つかってしまった上に、各種契約の不正手続きの横行も確認されてしまったのです。当然11月の報告は嘘だった訳です。

そう、加入者からは金を受け取るが、実際に支払うべき3万500件へお金を支払う事をしなかった訳である。

金融庁は20日、三井住友海上火災保険に対し、全店で損害保険、医療Photo保険商品の販売を2週間程度、停止させる方向で最終調整に入った。内部管理体制の改善が確認されるまでの間、期限を定めずに新商品認可を見合わせることも盛り込り、海外への新規開拓も禁止されている。

他にも、損保ジャパン保険金を支払わなかったケースが約3年間で約2万8 000件あったとして、昨年11月に業務改善命令を受けた。しかしその後の金融庁の検査で新たに多数の不払いが発覚契約者が支払うべき生命保険料を、社員が立て替える違法行為もあった
顧客の印鑑を無断で利用した山口支社(山口市)は1カ月間の販売停止になった。

あいおい損害は15日の記者会見で、保険金不払いなどが相次いだ損保ジャパンの行政処分を受け、協会加盟の22社が法令順守の徹底を申し合わせたことを明らかにした。

明治安田生命保険病歴を隠して保険に加入するよう違法に勧めておImage_profileいていざとなると告知義務違反として保険金を払わない 本人の過失を過大に言い立てて、出るはずの加算金を払わなかったり、入院などの給付金を不当に削るなど、まさに非道!

調査では二〇〇〇年度から五年間で、個人・団体合わせて千五十三件、計約五十二億円の不当不払いがあったという。同社は今年二月、金融庁から保険業法に違反する行為があったとして、個人保険契約の締結や募集を二週間停止する行政処分を受けていた。

これらが果たして繰返されるのか?これからの利用者保護への礎になるのか、よく見ていきたいですね!

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